あやういもの

中学生のころから、江國香織よしもとばななの本が好きだった。

彼女らの本には、「普通でない」人たちが出てくる。

「普通でない」人たちは、あやうさを抱えながら、その本の中の世界でのびのびと生きている。

 

先生に、「あなた変わってるの。世間一般の人たちとは違う物事の捉え方をしている。」と言われた。

「自分でもわかっているでしょう。」とも。

 

自分が普通でないから、私は彼女らの本に出てくるあやうさに魅かれるんだろうか。

 

先生は「個性的なところはそのままでいいから、家族や友達など、信頼できる人の前以外で自分を出さなくていいんだよ。」と言っていた。

 

素直に自由に生きたいと思うけど、なかなか難しいね。

 

 

アムリタ (下)

アムリタ (下)